トラ「Ｈｅｙ！シンゾー！勝ッタゾ！コレデマタ私ガ大統領ニナッ…」

ハッ……

トラ「ハァ…ハァ…、マタコノ夢カ・・・Ｈｍｍ…」

側近「ミスター、ソロソロオ時間デース」

トラ「・・・ＯＫ。イマイク…」

有権者「Ｏｈ～ブラボ～！イッツァ　ファンタッスティィィィクッ！」

トラ「ハッ♡ハッ♡ハッ♡　カモ～ン♡アイムマゾブタマシ～ン！貴方様ノ１票ノ為ナラ何デモシチャイマ～ス♡Ａｕ～♡」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ

側近「（ジーザス…ミスター、安部様ガ逝去サレテカラトイウモノ、有権者カラノ票ヲ確約スルトハイエ昼夜問ワズコノヨウナコトヲ…）」

有権者「ＯＫ！イクゼＯＫ！イクイクＯＫ～？カモッ！…ファァァァクッ！」ﾄﾞﾋﾟｭｩｩｩ

トラ「～～～♡」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

有権者「ハァ、ハァ、マサカ未来ノ大統領様トファック出来ルナンテナ。捨テタモンジャネェゼ。マァ、負ケタラ４年後ニマタファックシテヤルヨ☆ＨＡＨＡＨＡＨＡ～」

トラ「セ、…センキュ～マスタァ～♡（コノママ行ケバ私ノ勝チハ揺ギ無イ、見テイテクレ！シンゾー）」

-投票開封日-

トラ「ドウイウコトダ！？」

側近「ナ、何故買収シタ筈ノ州ガ全テ負ケテイル…アリエナイ」

ハリ「ハロ～☆ミスタ～♪ゴ機嫌イカガカシラ～ン♡」

トラ「ハリィ！ナニシニキヤガッタ！？」

「ソンナ怖イ顔シチャノン♪ノン♪ノン♪マタ無様ニ負ケチャウ子猫チャンノ様子ヲ見ニ来タノヨ～ン♡」

トラ「クッ…」

ハリ「デモ残念ネエ～☆毎日ソノダラシナイ体ヲ使ッテ票ヲ稼イデイタッテイウノニ♡全テ無駄♪」

トラ「ナッ、何故ソレヲ！」

トラ息子「僕ダヨ父サン」

トラ「バロ！オ前ガ？一体何故ダ？」

トラ息子「悪カッタト思ッテイルヨ。デモ父サンノ考エハモウ古インダ。ソンナ甘イ考エジャステイツヲＮＯ．１ニスルナンテトテモ無理ナ話サ…。ダカラコウスルシカナカッタンダ」

ハリ「ソウイウコト♡カモンボ～イ♡」ﾌﾞﾁｭﾌﾞﾁｭ

トラ「ナッ！ム、息子カラ離レロッ！」

トラ息子「何故ダイ父サン。父サン自身モ同ジコトヲシテキタジャナイカ…」

トラ「ソ、ソレハ…」

トラ息子「陛下、約束通リ４年後ノ大統領選ニ私ヲ推薦スル約束、オ忘レナク…」

ハリ「Ｃｈｕ☆モチロンヨボーイ♪ソレジャ続キハホワイトハウスデシマショウカ♡ＨＡＨＡ！ソレジャァネ☆負ケ猫チャン♡」ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

トラ「ホーリィシッッッッッ！！」

トラ「……スマナイ、少シ1人にシテクレナイカ…」

側近「…オーケー、ミスター」ｶﾞﾁｬﾝ

側近「（コレデオシマイナノカ…他ニ何カ残サレタ手ハ……ン？）」

側近「ヘイッ！ストップ！ココヲドコダト思ッテ…！？ア、アナタ様ハ！？」

トラ「（何モカモ終シマイダ…全テ失ッタ私ニ生キル意味ナンテ）」拳銃ﾁｬｶ…

安部「全く…私がいないと何も出来ないんですか」

トラ「！？　シンゾー！…イヤッ、コレハマタ夢！？」

平手打ちﾊﾟチｰﾝ

安部「どうですか？夢から覚めましたか？」

トラ「痛イ…夢ジャナイ…、デモシンゾー！オ前ハ死ンデ…！」

安部「えぇ、残念ですが死んだみたいですね。過去の私は。」

トラ「過去？一体ドウイウコトダッ！」

安部「時間がありません、端的に申し上げます。私は2088年からきたクローンです。」

トラ「ナンダト！？信ジラレナイガ、仮ニクローンダトシテソンナ未来カラ何ヲシニキタンダ！」

安部「貴方が敗北した後、世界は一変致しました。第三次、そして第四次世界大戦が勃発、世界中に核が打たれ人口は2000万人を割っております。」

トラ「ジーザス…ソレガ本当ナラ何テコトダ…」

安部「ですがまだ間に合います。この大統領選で貴方が勝てばアメリカを、いや世界を救えるのです。」

トラ「無理ダ…コノ大統領選ハモウ終ッタンダ…。ソシテ私ノ不正モイツバレルノカワカラナイ。政治生命モ尽キタノカモナ…HAHAHA…」

安部「ＡＳＴＭです」

トラ「……ナンダソレハ」

安部「Anal Sex Time Machine（アナルセックスタイムマシーン）、通称ＡＳＴＭです。タチとネコが異なる薬を服用しアナルセックスをすることで2人の間にカーブラックホールが生成され、タチを媒介とした電磁空間を通りネコが時空を超えて過去に戻ることが出来ます。細かい日数の調整は出来ませんが誤差は10日程度なので差ほど問題ではありません。」

トラ「オ前ガ何ヲ言ッテイルノカ未ダニ信ジラレナイガ…シンゾー、オ前ガ目ノ前ニイルコトガ何ヨリノ裏証拠カモナ…。ソレデ過去ニ行クノハネコダケト聞イタガ、タチハドウナル？」

安部「死にます…」

トラ「！？」

安部「正確には消失してしまうと言うべきでしょうか…。ともあれ時間がありません。トラちゃん、この薬を早く飲んでください。私も…」ｸﾞｲｯ

トラ「マ、待テ。マダ聞キタイコトガ、ンンンン♡」ﾌﾞﾁｭﾚﾛﾇﾙﾇﾙﾝﾁｭ…

安部「はぁ…はぁ…ちゃんと飲めましたね？いい子です。それでは以前の続きを始めますよ」

トラ「ハァハァ…何ヲ言ッテ…～～ッ♡♡」ｼﾞｭﾝｼﾞｭﾝ

安部「流石ですねトラちゃん。キスだけでこんなに私のを受け入れる体制になってしまうとは」

トラ「ホ、本当ニ待ッテクレ…♡シンゾー…♡オ前ガ急ニイナクナッテ私ハドレホド辛イ思イヲシタト…ンッ♡」ﾇﾌﾟﾌﾟﾌﾟ

安部「トラちゃん…トラちゃんの中相変わらず暖かいですね…。いつもは私の方が下からトラちゃんを見てたんですけどね…ふふふ」

トラ「ヤッ♡ヤメテクレシンゾー！セッカクマタ会エタノニ…モウ…オ別レダナンテ…ソ、ソウダ！オ前ガ殺サレル前ニタイムワープスレバオ前トマタ一緒ニイラレルジャナイカッ！イッツァミラクル☆アイディア！ソウシヨウ！」

安部「…残念ですがそれは出来ません。」

トラ「Ｗｈａｔ！？」

安部「私の死去後に数々の不祥事が発覚するそうです。仮に私が生きていたとしてもあのまま政治活動を続けるのは困難だったでしょう…そして何より、私の死を誰よりも悲しんでくれた貴方だからこそ、この大統領選まで返り咲いたのではありませんか。その意志を無かったことにすることは出来ません…。」

トラ「シンゾー…俺ハ！オ前ノ為ナラアメリカダッテ、…世界ダッテ裏切ッテ、」

安部「トラちゃん」ｼｰ…（唇を指で塞ぐ）

安部「未来の貴方もね…同じことを言ってたんですよ。でも最後にはちゃんと私の言うことを聞いてくれた。誰よりも優しいトラちゃん。本当にありがとう」

トラ「未来？マッ、マサカ！シンゾーガ未来デＡＳＴＭヲ使用シタ相手トイウノハ…！」

安部「ふっ、バレちゃいましたか。そうです、トラちゃんですよ。私と同じクローンですけどね。」

トラ「Ｏｈ……神よ…。クソッタレ俺！マザーファッカー俺！シンゾーに何度ツライ思イヲサセテルッ！一体誰ダ、コンナファックナ計画ヲ建テタ奴ハッ！？」

安部「…バロ君ですよ。」

トラ「バロ？！何故息子が？」

安部「彼はずっと悔やんでいました。自分がした過ちを…父を裏切ってしまったことを…。だけど許してやってくださいトラちゃん。彼は自分が信じた正義を貫いたんです。貴方と同じように。」

トラ「シンゾー、許スモ何モ恨ンジャイナイサ。タダ今朝私ノプリンヲ勝手ニ食ベタコトニハ謝ッテ欲シイガナ。アイツハ唯一無二、正真正銘ノ私ノ宝物サ」

安部「トラちゃんのそういうところ、本当に大好きです。」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ

トラ「コッ♡コラシンゾー♡急ニッ♡激シクッ♡スルッ…　？！」

安部「くっ…只でさえクローンの細胞で限界が近いのにタイムワープをしたとなればやはり体は持ってくれませんか…。」ﾎﾞﾛ…ﾎﾞﾛ…

トラ「シ、シンゾー…　腕ガ…」

安部「あと１分が限界ですかね…。そろそろイきますよ？覚悟はいいですか？」

トラ「クッ、シンゾー！愛シテルッ♡愛シテルッ♡愛シテルッ♡愛シテルッ♡」パンパンパンパンッ

安部「ふふっ、いつまでも泣き虫ですねトラちゃんは。バロ君から聞いたことなんですがね、このＡＳＴＭの稼働に最も必要なのは『愛』だそうです。それを聞いた時には何のことだかよくわかりませんでしたが、なるほど。こういうことなんですね。」

トラ「シンゾー！」

安部「はい、私も大好きです。トラちゃん」

トラ「シンゾォォォォォォォォォォォォォォオ！！」

ギュオイィィィィィィィィイィィィィィィィィィィィィン

【2020年、大統領選後】

トラ「ファック！アノジジィ！クソ不正バカリシヤガッテ！ヤッテラレルカ！ナラバコチラモ不正デモ何デモシテ勝ツシカナイ！」

裸の男「…ヘイユー、アメリカヲ…世界ヲ救ウ覚悟ハアルカ？」

コメント超過だ…大統領

いや久しぶりに見たぞここまでの怪文書は…

普通におもろかったと思う俺はもう手遅れ

なんかよくわからんが感動しました

本人やん

物凄いレベルの争いじゃねーか
あまりにも凄惨である