早いよ

俺はこの時をずっと待っていた…
そしてやっと訪れた…
俺は息子に手を差し伸べ言った
「散々待たせて悪かった…今日は思う存分遊ぼう」
息子は涙を流しながら言った
「ずっと待ってたんだよ…お父さん…いっぱい遊ぼうね…！」
そこからは時間を忘れるほど遊んだ
「もうこんな時間か…まだ遊ぶか？」
「久しぶりにお父さんと遊べたんだよ？まだまだこれから！」
俺は息子が満足するまで遊ぶことにした
俺は息子と遊ぶのが大好きなんだ改めて実感した
「健ちゃんご飯よぉ」
その時悪魔の声が聞こえた
「お父さん怖い…」
息子は恐怖で縮こまってしまった
「大丈夫　父さんが悪魔を倒してくるよ」
「お父さん気を付けて…!」
これは俺が触手の存在する異世界にいくまでの物語???

俺は覚悟を決めて部屋を出る
廊下に立つと明らかに冷たい空気を感じた･･･
これが悪魔のオーラか
「お父さん･･･なんか今日寒いね･･･」
「大丈夫だ･･･寒いなら少し厚着をしていこう」
俺は慣れた手つきで息子に服を着せた
「暖かくなった！ありがとうお父さん！」
「よし･･･行こうか」
廊下を出て階段を降り突き当たりまで進むとダイニングだ
「あらぁ健ちゃん早かったわ･･･って健ちゃんなんて格好しているの！？」
「あぁごめん･･･ついうっかりしていたよ･･･」
俺は膝まで下ろした下着を腰まで引き上げた
今のは危なかった俺は今悪魔と対峙しているんだ･･･気を引き締めなくては

これは俺が触手の存在する異世界に行くまでの物語???